東京ならではの介護の仕事の悩みと改善策


東京などの都会で介護を行う場合、地方では起こりにくい問題も幾つか出てくる。例えば交通の問題だ。地方はそれほど家が密集しているということは少ないが、東京は地域によっては多くの住宅が密集している地域があり、そこでは迷路のようになっていることも往々にしてある。そのため、ホームヘルパーや介護支援専門員といった高齢者の自宅へ訪問するような仕事をする方によっては注意が必要だ。自動車が入っていけないような路地が東京には沢山あり、そこではGPSによるカーナビも使うことができない。方向音痴の方はもちろん、方向音痴ではない方も入り組んだ地域では迷ってしまうこともよくあることだ。そのため、運転に不安があるという方や、方向音痴だと自負する方は、介護施設の中で行う仕事を選ぶのも得策である。

また、高齢者の居宅に訪問する際は、事前にしっかり地図で調べ、余裕を持って行くようにする事が大切だ。そうすることで遅刻を防ぐ事ができる。特に、ホームヘルパーを始め、さまざまなサービス担当者が集まるサービス担当者会議に参加する時に、約束の時間に遅れてしまったら、他のサービス事業者に迷惑がかかり、良い印象を持たれないので気をつけよう。

その他、東京は人や交通量が多いため、高齢者を連れて出かける際や、高齢者の見守り時には注意が必要だ。例えば、認知症のある高齢者が施設から抜け出してしまった場合事故に巻き込まれる危険性があるだけではなく、探すのにも苦労をする。離設が起きないようにするには、まずは見守りを強化する事が重要である。介護職を含め東京で働くことについては、<日本の首都東京で働く>にも触れてあるので読んでおこう。